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← 記事一覧に戻る • 🏷️ DTMノウハウ / リバーブ設定・ミキシング実践 mixing_mastering 2026-09-17

自分の曲に合ったリバーブの長さ、設定を簡単に見つける方法

「なんとなく深く/浅くかけてしまい毎回行き当たりばったりになる」というDTM・ミックス初心者へ。曲のBPMに合わせて『停止後に何拍分残響が聞こえるか』を数えるだけで、イメージ通りの空間と一体感を作る実践的な判断基準を解説します。

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自分の曲に合ったリバーブの長さ、設定を簡単に見つける方法
📷 実践・解説イメージ 執筆・撮影: Lin Wolinski

作曲、編曲、ミックス時に楽曲の空気感や全体の一体感を追求する上で、必ずと言っていいほどリバーブを使用すると思います。

その際、特に慣れていない方は、

  • 「雰囲気だけでなんとなく深くかけたり」
  • 「逆になんとなく浅くかけたり」

毎回行き当たりばったりで一貫性のない設定になってしまっているかもしれません。

DAW環境の違いや、使用しているお気に入りのリバーブプラグインがクリエイターによって違うことも考慮して、あえて特定のプラグインやミリ秒(リバーブタイム)などの数値を例に挙げることはしません。

本稿では、どんな環境でも直感的に使える**「リバーブの長さ・設定を見つける判断基準」**をご紹介します。


リバーブの長さ、設定を見つける方法

結論としては、

💡 判断の目安

【リバーブの残響音が聴感上で何拍分聞こえるか】

これを目安に、イメージと合っているかを判断します。

これは人によって(またはその時の体調やモニター環境によって)感じ方が変わるかもしれませんが、取り組んでいる楽曲の想定されるBPMに対して、おおよそ次のような基準になります。

聴感上の残響の長さリバーブの印象・キャラクター
2拍分以上 リバーブの残響音が聞こえる長く深いリバーブ
2拍または1拍以内に 残響音が消える短くタイトなリバーブ

に聞こえると思います。


実際にDAWで試す手順

是非試しに、DAWソフトで全体、または特定のトラックをソロにして再生して、曲に合わせて「1、2、3、4」と拍を数えながら停止ボタンを押してみて下さい。

[再生中] ── 楽曲のテンポに合わせて「1、2、3、4」と拍(ビート)を数える
                              ↓
[停止]   ── パッと再生停止ボタンを押す!
                              ↓
[余韻]   ──【停止後も頭の中で「1、2、3、4」と拍を数え続ける】
                              ↓
何拍分、リバーブの残響音がしっかり聞こえ続けているか耳を澄ます

その際、【停止後も拍を数えて】何拍分残響がしっかり聞こえ続けるかを聞いてみて下さい。


拍を意識する理由と、ミックスへの反映

これは何拍分の残響が残る設定が正しい、間違いというわけではなく、

  • 自分にとって、または多くの人に聞かせた時に、どれくらい残れば楽曲の良さが伝わるか?
  • 楽曲のジャンルや速さにイメージ通り合っているか?

の判断基準になります。

実際、リバーブが深すぎる、長すぎると、次の発音に残響音が被りすぎてはっきりしない聞き取りづらい音になりやすいので注意が必要ですが、ジャンルやアレンジによってはそれが求められる場合もあります。

そのため、その判断基準を持って、自身のオリジナリティやアイデンティティをミックスや編曲に反映させることができるのが理想的です。


拍を数えてリバーブの長さ、設定を測る

この判断基準を踏まえてリバーブタイムや減衰、Dry/Wet、Mixバランスなどのパラメーター設定に臨めば、どんなプラグインやパラメーターを使用していても、理想の空気感や楽曲の一体感を見出す確実な一歩になるはずです。


最後に:リバーブの選択に迷ったら

もしリバーブの種類、ルームリバーブ、ホール、チャンバー、プレートなどの反響タイプの選択に迷うのであれば、プラグインのプリセットにあればプレート系のリバーブを選んでみて下さい。

個人的なおすすめですが、ロング、ショートどちらでも比較的(あくまでも比較的です)扱いやすい傾向にあります。

その人の好みもあるので、センドリバーブとして立ち上げるのであれば一つ用意しておくと便利な場面があるかもしれません。

[!TIP] センドトラックで使用する際のポイント:
センドトラックで立ち上げて使用する際は、プラグイン側の**Dry/Wetツマミはマックス(100%)**にして、トラック側のセンド値でバランスをとって使用することをオススメします。


自社開発プラグインのご紹介:Plate core 12AU7

もしプレートリバーブをお探しであれば、Lo-bit record(当サイト)の Plate core 12AU7 VCA core 26x を是非試してみて下さい(無料体験版もあります)。

Plate core 12AU7 VCA core 26x

Plate core 12AU7 VCA core 26x

実際に存在するEMT140真空管プレートリバーブの質感に加え、dbxシリーズのゲート/コンプをシミュレートしたVST/AUプラグインです。通常のリバーブとしての使用は勿論、往年のゲートリバーブエフェクトをこれ一つで体感出来る他にはないアナログモデリングプラグインです。


あなたの楽曲が理想に近づく一歩の手助けになれば光栄です。

🎧 Lo-bit LAB フリーBGMライブラリ

※本環境・機材、当サイトで紹介される技術を用いた楽曲群がLo-bit LAB フリーBGMライブラリで試聴・無料ダウンロードいただけます。随時更新中。

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Lin Wolinski
Creator & Developer Profile

Lin Wolinski / Lo-bit record

🎸 Once Grace Forever (Ba. / Synth. / Cho. / 作編曲) ↗ 🎛️ Recording & Mix/Mastering 💻 C++ Audio DSP Plugin Dev 🎓 音楽講師 (Gt, Ba, DTM, 作編曲)

ミュージシャン、レコーディングエンジニア、音楽講師(ギター、ベース、DTM、作編曲)、C++オーディオプラグイン開発者として活動。 バンド「Once Grace Forever」にて Ba. / Synth. / Cho. および作編曲を担当。
オーストラリア留学経験を経て、バンド活動以外にも作編曲やミックス・マスタリングの受注、「Lo-bit record」名義でのDAWオーディオプラグイン開発を行いながら、フリー音源のリリースや音響技術記事の執筆など多岐にわたり活動中。

※作編曲・ミックスマスタリングのご依頼やレッスン・開発のお問い合わせは X (Twitter) DM 等より受け付けております。
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